ボリー城

セーケシュフェヘールヴァールハンガリー 47° N · 18° E 検証済み May 2026

36年かけてたった一人の手で築かれたボリー城は、いまもハンガリーのセーケシュフェヘールヴァールを見下ろす丘の上で、ラブレターであり、彫刻庭園であり、コンクリートの熱に浮かされた夢でもあります。

ボリー城 写真: Oliv0, Élisabeth Clary · CC BY-SA 3.0

ハンガリー、セーケシュフェヘールヴァールのボリー城は、彫刻家が愛の手紙として築いた城で、しかもコンクリートで流し込まれた騎士の熱病の夢のような姿をしています。人を引きつけるのは塔や中庭、ありえないほど印象的な輪郭がごく普通の住宅街の上に立ち上がる光景です。けれど本当に足を止めたくなるのは、階段ひとつ、像ひとつ、アーチひとつにまで、ボリー・イェネーにとって何が大切だったかが刻まれているからです。芸術、献身、そして個人的な夢が建築の形を取りうるという頑固な確信です。

ボリー城は中世から受け継がれた建物のようには感じられません。意志を持って発明された場所です。だからこそ時間を割く価値があります。これはひとりの人間の幻想が固体になったもので、胸壁を備えた要塞というより、自伝がそのまま建築になったような場所です。

城の公式サイトにある記録資料によれば、ボリーは1912年にマーリアヴェルジの区画を購入しました。当時そこにはワインセラーと圧搾小屋があるだけで、そのささやかな土地を住居兼アトリエへ変え始めたのです。その後、第一次世界大戦を経て本格的な城の建設段階が始まり、完成したのは、日差しが淡い壁を強く打ち、場所全体が半ば彫刻で半ば夢のように見える、テラスと塔の迷路でした。

ハンガリーの城の多くは王朝の歴史を語ります。けれどこの城が語るのは、結婚、野心、そして工学と感情を切り離そうとしなかったひとりの男のことです。こちらのほうが、ずっと珍しいのです。

見どころ

  1. 百本柱の中庭と夫婦愛の礼拝堂

    ボリー城の秘密は百本柱の中庭に入るとすぐわかります。ここは要塞らしさを目指した場所ではなく、1923年に城の建設を始めたボリー・イェネーがコンクリートで築いた私的な神話なのです。門の上に掲げられた巨大な剣の下をくぐり、静けさの中でカエルの噴水がかちりと鳴るのを聞き、それから夫婦愛の礼拝堂へ向かってください。そこに座る妻イロナの姿が、この場所を風変わりな幻想から、実際に中へ入ることのできる20世紀のラブレターへと変えてしまいます。
  2. 尖塔と旗塔

    尖塔にはぜひ登ってください。本当に大事なのは、そこに刻まれた1905年と1907年という窓の銘です。1905年はボリーがイロナと出会った年、1907年はふたりが結婚した年で、辛抱強い来訪者だけが読み解ける暗号のように建物に埋め込まれています。そのあと旗塔の階段はゆっくり上りましょう。彩色されたコンクリートの手すりは、石に凍りついたレースのようにも見えます。頂上に立てば、眼下にはセーケシュフェヘールヴァールの屋根が広がり、地平線にはヴェルテシュ丘陵とバコニー丘陵が折り紙のように重なって見えます。
  3. この城は博物館ではなくラブストーリーとして歩く

    最初は前庭の模型から始めてください。小さな模型のほうが、どんな壁の説明文よりも実物の理解に役立ちます。それから完璧な順路を気にせず、バラ園、象の庭、アトリエのバルコニーへと流れるように歩きましょう。魅力は層になって現れます。足元の金色モザイクには「石は語る」と記され、回廊の下では球の上に立つ象が身を支え、噴水のあとには湿った緑の匂いが漂います。さらに、絵画、大理石、石膏、記憶でぎっしり満たされた部屋に入るころには、この城は気まぐれな建物には見えなくなり、強い私情に貫かれた場所として迫ってきます。

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アクセス
ボリー城は、セーケシュフェヘールヴァール旧市街の中心ではなく、オレグヘジのブドウ畑が広がる郊外地区、Máriavölgy 54 にあります。バスターミナルからは26Aで Vágújhelyi utca へ、鉄道駅からは31番で Bicskei út、または32番で Vágújhelyi utca へ行き、そこから徒歩約5〜10分です。車なら GPS 47.2107127, 18.4520971 を使ってください。壮麗な城への進入路ではなく、ごく普通の住宅街だと思っておくほうが正確です。
開館時間
2026年時点で、城は通年無休で毎日開いています。3月2日から10月26日までは 9:00-17:00、10月27日から11月9日までは 9:00-16:00、11月10日から3月1日までは平日 9:00-15:00、週末 9:00-16:00 です。ハンガリー語の公式サイトでは、イースターの祝日にも開館すると案内されています。
必要な見学時間
中庭、いくつかの部屋、塔をひとつさっと上るだけなら、60〜90分で回れます。ちょうどいいのは2時間。彫刻や写真が好きな人、そしてつい上へ上へと誘われるあの階段に惹かれる人なら、2.5〜3時間あっても不思議ではありません。
料金とチケット
2026年時点で、通常入場料は 4000 HUF、学生と年金受給者は 3000 HUF です。6歳未満の子どもは無料で、障がいのある来館者と主たる同伴者1名も証明書があれば無料になります。公式サイトにはオンライン予約システムも優先入場も見当たりませんが、銀行カードと HUF 現金は使えます。
アクセシビリティ
バリアフリー対応は限定的だと考えてください。公式ページでは、障がいのある来館者と同伴者1名の無料入場は確認できますが、段差のないルートやエレベーターの案内はありません。見学には塔、テラス、傾斜路が含まれ、高低差はおよそ30メートルです。10階建ての建物ほどの高さに相当します。

歴史

小さく造ることを拒んだ彫刻家

どの貴族の一族がここに住んでいたのか、という問いをやめて、誰がこれを建てずにいられなかったのかと考えると、ボリー城は急に腑に落ちます。記録によれば、1879年にセーケシュフェヘールヴァールで生まれたイェネー・ボリーは、彫刻家であり建築技師でもあり、私有地を生涯の作品へと変えました。

彼のそばにいた重要な人物が、1885年生まれの画家イロナ・コモーチンです。2人は1905年に出会い、1907年に結婚しました。この城の物語は、建築である前にまず伝記です。家であり、アトリエであり、結婚への記念碑であり、そして鉄筋コンクリートは重さだけでなく優しさも支えられるのだという公の主張でもあります。

転換点

圧搾小屋が誓いに変わったとき

城の公式サイトにある記録資料によれば、ボリーは1912年にマーリアヴェルジの敷地を購入しました。当時そこにあったのは、ワインセラーと圧搾小屋だけでした。最初はその圧搾小屋を住居に広げ、その上にアトリエを加えます。実用的な話に聞こえますが、そのあとに起きたことを見ると印象が変わります。

転機は第一次世界大戦後に訪れました。地元資料と公式資料はいずれも、本格的な築城段階を1923年に位置づけています。このころには計画はもっと個人的なものになっていました。イェネー・ボリーは、便利な家をつくっていたのではなく、彫刻と記憶と献身を同じ壁の内側に収められる場所に、自分の名と労働と結婚を賭けていたのです。

だからこそ、1934年にこの城が公開されたとき、どこか奇妙な強さを放っていました。ここは受け継がれた権力の座ではありません。愛は部屋をひとつずつ積み上げて建てられるのだと示す、イェネー・ボリーの証明でした。そしてセーケシュフェヘールヴァールの私的な暮らしが、通りの上に見える塔へと立ち上がることも。

初期の人生と構想

記録資料によれば、ボリーは1879年にセーケシュフェヘールヴァールで生まれ、1885年生まれのイロナ・コモーチンは、1905年に2人が出会い1907年に結婚したのち、この城の象徴性の中心となりました。子どもたちは1910年と1914年に生まれ、城はその家族の現実の外側ではなく、まさにその内側から育っていきました。いま歩ける空間は、実在の敷地に建つ実在の家庭として始まり、その後、はるかに劇的なものへと広がっていったのです。

遺産と影響

ボリー城は、イェネー・ボリーが残した最も鮮明な自画像として生き残っています。彼の趣味、感情、そして頑固さの内側を、歩きながら体感できるからです。地元の語りや城の公式解説でも、この場所はボリー自身だけでなくイロナへの記念碑として扱われています。だから塔がそびえていても、ここにはなお親密さが残るのです。規模は上へ伸びても、動機はあくまで家庭にありました。

訪問者へのアドバイス

  • 光の時間を狙う

    写真を撮るなら、朝か夕方遅めを狙ってください。コンクリート、回廊、淡い石材が斜めの光をきれいに受け止めます。真昼の光だと、実際よりも少し硬い場所に見えてしまいます。
  • 写真撮影のルール

    個人での写真撮影は問題なさそうです。城では通常の入場券で、開館時間中のウェディング撮影も認められています。フラッシュ、三脚、ドローンについては公式サイトで明確に触れられていないので、気軽な撮影以上のことを考えているなら先に確認したほうが安全です。
  • 近くで食べる

    いちばん近くで食べるなら、城のすぐそばにある Panoráma Étterem が手堅い中価格帯の選択です。コーヒーとケーキなら Mindenem Cafe、気楽な予算寄りから中価格帯なら Püspökkert Pizzéria、Fejér県のワインを味わいたいなら、しっかり昼食をとるより Borok Pincéje のほうが向いています。
  • 犬は屋外のみ

    犬は、抱きかかえるか、バッグに入れるか、短いリードにつないだ場合のみ同伴できます。口輪は必須です。建物内には入れないので、犬と一緒に楽しめるのは中庭までです。城全体を一緒に見て回れるわけではありません。
  • 駐車に注意

    ここで気になるのは、不穏さではなく実務的な点です。通りは住宅街で、観光バスには車庫前をふさがないよう求められています。注意が必要なのは、城門そのものより鉄道駅やバス車内のほうです。
  • 組み合わせて回る

    1日でセーケシュフェヘールヴァールの二つの顔を見たいなら、ボリー城と中心部を組み合わせるのがおすすめです。旧市街では王立バシリカの歴史に触れ、そのあとオレグヘジで、この頑固なコンクリートのラブレターを見る。その対比こそ、この街のおもしろさです。

食事スポット

local_dining

必ず味わいたい一品

Gulyás(ハンガリー風グヤーシュの煮込み) Pörkölt(パプリカで煮込んだ肉料理) 鶏肉のパプリカーシュ サワークリームとダンプリング添え Flódni(ユダヤ系ハンガリー伝統の層状ペストリー) Kürtőskalács(チムニーケーキ) Lángos(にんにくをのせた揚げパン) Dobos torta(チョコレートの層ケーキ) Túró rudi(カードチーズのペストリー)

Panoráma Étterem

軽食
ピザとヨーロッパ料理 €€ star 3.1 (422) directions_walkボリー城と同じ通り、徒歩約5分

おすすめ: ピザ。ここでは薪窯焼きのピザがいちばん無難です。城歩きのあとに冷えたハンガリーのビールを合わせるとちょうどいいでしょう。

ボリー城と同じ通りにある唯一のレストランなので、見学のあと手間なく食事をしたいときの最有力候補です。気取らず実用的で、遠くまで出かけたくないときには十分役に立ちます。

schedule

営業時間

Panoráma Étterem

月曜〜水曜 午前10:00〜午後7:00
map地図 languageウェブ

Rejan Pékség

カフェ
ベーカリーとカフェ €€ star 4.9 (21)

おすすめ: 焼きたてのペストリーとハンガリーのパン。午前5:00開店なので、城が開く前に行けば、オーブンから出たばかりの温かい品を手にできます。

ほぼ満点に近い4.9の評価どおり、観光客向けではなく地元の人が本当にパンや焼き菓子を買いに来る店です。本物らしさがあり、質を大切にしていて、城へ行く前の朝食にも、さっと甘いものをつまむにも向いています。

schedule

営業時間

Rejan Pékség

月曜〜水曜 午前5:00〜午後9:00
map地図
info

食事のヒント

  • check Rejan Pékség は午前5:00に開店します。ボリー城を歩く前の早めの朝食にぴったりです。
  • check Panoráma Étterem は午後7:00に閉店するので、ここで夕食をとりたいなら城の見学時間をそれに合わせて組みましょう。
  • check ハンガリーのレストランは量がしっかりしています。皿の上を全部食べ切らなくても気にする必要はありません。

レストランデータ提供元: Google

よくある質問。

ボリー城は訪れる価値がありますか?

はい。ありきたりな城見学より、もっと奇妙で個人的な場所を求めているなら行く価値があります。ボリー城は、彫刻家イェネー・ボリーが1923年から1959年にかけて築いた20世紀の作品で、家であり、アトリエであり、妻イロナ・コモーチンへの愛の記念碑でもあります。中世の城壁ではなく、コンクリートで形になった手づくりの幻想を見に行くつもりで訪れてください。

ボリー城の見学にはどれくらい時間が必要ですか?

目安は2時間です。1時間から90分でも中庭、いくつかの部屋、塔ひとつは見られますが、この場所はゆっくり眺めるほど報われます。彫像やモザイクや銘文が、視線の予想しないところに次々と現れるからです。写真が好きな人や芸術家の家に惹かれる人なら、2.5時間から3時間あるとさらにしっくりきます。

セーケシュフェヘールヴァールからボリー城へはどう行きますか?

いちばん簡単なのは、駅かバスターミナルから路線バスかタクシーを使う方法です。城の公式案内では、鉄道駅からは31番でBicskei útへ、32番でVágújhelyi utcaへ、バスターミナルからは26AでVágújhelyi utcaへ行くルートが案内されています。そこから徒歩5分から10分ほどです。小さなコーヒーを1杯飲み終えるくらいの時間です。車なら、Máriavölgy 54, 8000 Székesfehérvár を使ってください。

ボリー城を訪れるベストシーズンはいつですか?

遅い春から初秋がいちばん良い季節です。この時期は庭園、テラス、噴水、バラに満ちた一角が、この場所の感情のかなりの部分を担ってくれます。尖塔からは、セーケシュフェヘールヴァール越しにヴェルテシュ丘陵とバコニ丘陵まで見渡せます。朝早くか午後遅めに行くと、階段にも写真にもやさしい時間帯です。

ボリー城は無料で見学できますか?

通常は無料ではありません。2026年の通常入場料は4000 HUFです。6歳未満の子どもは無料、障がいのある来館者と主たる同伴者1名も無料、一部の教員も学生団体の引率時には無料になります。2026年の一般向け無料開放日の現行公式一覧は見当たらなかったので、それをあてに予定を組まないほうがいいでしょう。

ボリー城で見逃してはいけないものは何ですか?

見逃したくないのは、尖塔、百本柱の中庭、そして夫婦愛の礼拝堂です。もっとひそやかな見どころもあります。尖塔の窓に刻まれた「1905」と「1907」を探してください。ボリーがイロナと出会い、結婚した年です。そこに気づくと、この場所は風変わりな城から、暗号のようなラブレターへと変わります。そしてローズガーデンでは、「石は語る」と記された金のモザイクの前で少し立ち止まってみてください。

出典 69

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写真のクレジット (20)
  1. Székesfehérvár - Bory-vár - 1226 — Oliv0, Élisabeth Clary — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Székesfehérvár_-_Bory-vár_-_1226.JPG
  2. Bory Castle. The Elephant Yard named after elephant statue (standing on a sphere and holding a fort on back). - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._The_Elephant_Yard_named_after_elephant_statue_(standing_on_a_sphere_and_holding_a_fort_on_back)._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  3. Bory Castle. Hundred column's yard. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Hundred_column's_yard._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  4. Bory Castle. Chapel. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Chapel._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  5. Bory Castle. Pointed tower. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Pointed_tower._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  6. Bory Castle. Tower staircase with coat of arms. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Tower_staircase_with_coat_of_arms._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  7. Bory Castle. Eastern arcade. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Eastern_arcade._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  8. Bory Castle. View from street (S). - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._View_from_street_(S)._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  9. A Bory-vár és környéke a magasból — Civertan — CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:A_Bory-vár_és_környéke_a_magasból.jpg
  10. Bory Castle, model 2. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle,_model_2._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  11. Bory Castle. Elephant Yard's arcade. Window. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Elephant_Yard's_arcade._Window._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  12. A Bory-vár a levegőből — Civertan — CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:A_Bory-vár_a_levegőből.jpg
  13. Bory Castle, model. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle,_model._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  14. Bory Castle. Romanesque arched entrance to the Picture Gallery. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Romanesque_arched_entrance_to_the_Picture_Gallery._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  15. A székesfehérvári Bory-vár légi felvételen — Civertan — CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:A_székesfehérvári_Bory-vár_légi_felvételen.jpg
  16. Bory Castle. Front Garden. 'Speak stones' description (seven languages) and arches, pillars, columns, statues, windows. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Front_Garden._'Speak_stones'_description_(seven_languages)_and_arches,_pillars,_columns,_statues,_windows._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  17. Bory Castle. Flower Garden. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Flower_Garden._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  18. Bory Castle. Garden with a ornated concrete well. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Garden_with_a_ornated_concrete_well._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  19. Bory Castle. Residential Tower at the Elephant Yard. - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Residential_Tower_at_the_Elephant_Yard._-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG
  20. Bory Castle. Street Gate - 54, Máriavölgy Rd., Öreghegy, Székesfehérvár, Fejér county, Hungary — Globetrotter19 — CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) — 出典: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bory_Castle._Street_Gate_-_54,_Máriavölgy_Rd.,_Öreghegy,_Székesfehérvár,_Fejér_county,_Hungary.JPG

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