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FC町田ゼルビアは2024年、初参戦のJ1で3位に入りました。東京都から30分、バスでしか行けない森の丘の上で戦うクラブとしては、驚くべき結果です。
ファンはここを「天空の城」と呼びます。誇張ではありません。町田市立陸上競技場は東京都西部の多摩丘陵、その森に覆われた丘の上にあり、ネオンの広がる市街地から遠く離れているため、ウォーミングアップ中のピッチ上空を野鳥が旋回するほどです。日本のトップリーグでこれほど場違いに思えるスタジアムはほかにありません。15,489席のこの会場はバスでしかたどり着けず、町田市の野津田公園の中にひっそりと隠れています。街灯より木のほうが多い場所です。
このスタジアムはFC町田ゼルビアの本拠地です。このクラブは長年、日本サッカーの下位カテゴリーでもがいた末に、2024年にJ1リーグへ駆け上がり、しかも3位で終えました。予算が10倍、歴史が50倍あるクラブを上回っての結果です。スタジアム自体も同じように変貌を遂げ、芝生席のある収容6,200人の控えめな陸上競技場から、2009年から2021年にかけて本格的なサッカー専用の雰囲気を備えた会場へ広がっていきました。
ここへ来る道のりも体験の一部です。小田急線で鶴川駅まで行き、バスに乗り、そして森の中の坂を登ります。感覚としては東京都というより長野の郊外に近い。待っているのは、日本のトップリーグでもほかにない空気を持つスタジアムです。距離が近く、音が大きく、コンクリートではなく緑の樹冠に包まれています。
試合のない日は、周囲の公園に散策路があり、鳥の声がよく響きます。試合日になると、その森の道は、クラブが詩的に「要塞を囲む雲」と呼ぶサポーターたちの巡礼路に変わります。どちらにせよ、この坂道は忘れられません。
歴史
町田市がこのスタジアムを建てたのは、市制30周年を祝うためだった。建設は1988年に始まり、1990年10月7日に開場した。当時は、ごく控えめな市営陸上施設だった。8レーンのウレタントラック、天然芝のインフィールド、そして約6,200人を収容できる芝生の段状スタンド。それが最初の姿である。最初の20年、この場所で開かれていたのは学校の運動会や地域の陸上大会だった。プロサッカーを見据えた計画ではなかった。
流れが変わったのは、1977年に創設された地元の少年サッカースクールが、もっと大きな存在へ育っていったときだ。のちにFC町田ゼルビアとなるクラブは1989年にシニアチームを正式に発足させ、東京都リーグ、関東リーグ、日本フットボールリーグを経て、2014年には日本のプロサッカー3部にあたるJ3へ到達した。スタジアムも、それに追いつかなければならなかった。
転換点
黒田剛がFC町田ゼルビアの監督に就任したとき、クラブはJ2の中位に落ち着くチームだった。残留には十分でも、相手を脅かすほどの飢えはなかった。黒田はその空気を変えた。彼のゼルビアは攻撃的で規律のあるサッカーを見せ、丘の上のスタジアムを対戦相手が嫌がる場所に変えた。坂を上るバス移動は、敵地らしい敵地に向かう時間になっていった。
2023年10月22日、ゼルビアは勝ち点87でJ2優勝を決め、クラブ史上初めてJ1リーグ昇格を果たした。その4か月後、2024年2月24日には、FW鈴木準弥がガンバ大阪戦の17分にPKを決め、クラブにとって初のトップリーグでの得点を記録した。試合は1–1で終わったが、すでに15,489席へ拡張されていたスタジアムは、1990年の静かな市営競技場とはまるで別の場所になっていた。
ゼルビアはJ1初年度を3位で終え、2025–26 AFCチャンピオンズリーグエリート出場権を獲得した。20年前には都道府県レベルのサッカーを戦っていたクラブにとって、これは2016年のレスター・シティのプレミアリーグ優勝におおむね匹敵する出来事だった。あまりに出来すぎていて、小説なら作り話だと却下されそうな話である。
はい。とくにFC町田ゼルビアの試合を観るなら、その舞台だけでも足を運ぶ理由になる。スタジアムは野津田公園の森に包まれた丘の上にあり、林の中を抜けて向かう道のりは、ふつうの都市型スタジアムへの到着とはまるで違う。周囲の公園は一年を通して無料で入れる。
鉄道で直接行くことはできない。スタジアムは森に囲まれた丘の上にあり、アクセスはバスのみだ。試合日なら小田急線で鶴川駅まで行き、5番のりばから直行シャトルに乗ればいい。駅から所要はおよそ20分。
試合日に訪れるなら、バス移動、試合前の雰囲気、試合後の待ち列まで含めて3〜4時間は見ておきたい。試合のない日に野津田公園だけ歩くなら、散策路と丘の上の眺めを楽しむのに1〜2時間で足りる。公園は多摩丘陵の中にあり、東京都に近いとは思えないほど空気がのどかだ。
スタジアムの収容人数は15,489人(Jリーグ公式戦での収容可能人数は15,320人)。2021年5月に完成した3階建ての鉄筋コンクリート製バックスタンドだけで7,552席あり、1990年の開場時にスタジアム全体が収容できた人数を上回っている。
日本のJ1リーグを戦うFC町田ゼルビア。クラブは2023年10月にJ2王者としてトップリーグ昇格を決め、2024年のJ1初年度を3位で終えた。その結果、2025–26 AFCチャンピオンズリーグエリート出場権も獲得している。昇格直後のチームとしては驚くべき成績だ。
2021年からFC町田ゼルビアが使っている公式の試合日コンセプトで、スタジアムを「天空の城 野津田」と位置づけている。来場は正式に「ご来城」と呼ばれ、グッズ売り場は「武器屋」、サポーターは丘の上の要塞を囲む雲として描かれる。
建設は1988年に始まり、スタジアムは1990年10月7日に開場した。町田市の市制30周年記念事業の一環だった。直近の大規模拡張は3階建てのバックスタンドで、2021年5月に完成。総収容人数はおよそ10,000人から15,489人へ増えた。
新宿からなら、小田急線で鶴川駅までおよそ30〜40分。そこから丘を抜けるバスに20分ほど乗る。東京都心からの所要は通常50〜60分ほどだが、最後に森の多い多摩丘陵を進む区間のせいで、体感ではもっと遠く感じる。
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