スタッド・ジャン・ブーアンとは
パリの高級住宅地として知られる第16区にあるスタッド・ジャン・ブーアンは、スポーツの伝統と現代建築が融合したスタジアムです。パルク・デ・プランスからすぐの場所にあり、収容人数は20,000人。スポーツイベントのほか、建築に関心のある人や旅行者も訪れます。
現在はスタッド・フランセ・パリの本拠地で、2025-2026シーズンからはパリFCのホームスタジアムにもなります。ラグビーやサッカーのほか、コンサート、企業イベント、コミュニティ集会なども開催されます。スタジアムの概要はスタッド・ジャン・ブーアンの公式ウェブサイト、Klook、CNEWSで確認できます。
歴史
スタジアムは1926年に落成し、フランスのオリンピック選手ジャン・ブーアンにちなんで名付けられました。ジャン・ブーアンはオリンピック銀メダリストであり、第一次世界大戦の英雄でもあります。
1985年にはセルゲイ・ブブカが世界記録となる棒高跳びを達成しました。そのほか、国際ラグビーやサッカー、パリ・セブンズ、女子ラグビーワールドカップ、2024年パリ・オリンピック、地域のコミュニティイベントなどが開催されています。ブブカの記録についてはWorld Athleticsを参照してください。
2010年から2013年にかけて、建築家ルディ・リチョッティがスタジアムを大規模に再設計しました。リチョッティはマルセイユのMUCEMでも知られています。
見どころと建築
格子状のファサードと構造
スタジアムを特徴づけるのは、波打つレース状の繊維強化コンクリート製ファサードです。芸術的な外観をつくりながら、日差しを和らげて熱負荷を軽減する日よけ(ブライズ・ソレイユ)としても機能します。設計には、回復力と軽快さを組み合わせるというリチョッティの考え方が反映されています。詳しくはDelabieを参照してください。
構造は地下3階、地上は最大6階で、限られた都市空間の中で容量と機能を確保しています。ファサードの高さは場所によって異なり、周辺の景観への影響を抑えています。
持続可能性と技術
スタジアムには、照明に電力を供給するソーラーパネルと、天然芝のピッチの灌漑に使う雨水貯留システムがあります。建設には低炭素素材と高度なデジタルファブリケーション技術が使われました。技術面の詳細はArchitect MagazineとFormakersで紹介されています。
観客の快適性と多目的利用
観客席からは見やすい視界が確保され、座席にも配慮されています。車椅子で利用できる設備を備え、ラグビー、サッカー、コンサート、コミュニティイベントなど、さまざまな用途に対応します。スタジアムの形状や素材は、パリのファッションのエレガンスとスポーツの躍動感を表現し、高級な都市環境との調和も意識しています。
スタッド・ジャン・ブーアンは、アメリカコンクリート協会の建設優秀賞など、国際的な評価を受けています。
写真撮影スポット
- 外観 夕暮れ時は、格子状のファサードが特に写真に映えます。
- 内観 上段からピッチと観客席をパノラマで眺められます。
- 近隣 ブローニュの森は、緑を背景にした写真を撮れる場所です。
訪問者向け実用情報
開場時間
一般の訪問者が入場できる時間は、主に予定されているスポーツ・文化イベントや公式ガイドツアーに合わせて設定されます。イベントのない日は、一般入場が制限される場合があります。
- 試合日 通常、キックオフの1.5〜2時間前に開場し、試合終了から約1時間後に閉場します。
- ガイドツアー イベントのない特定の日に、通常は午前10時から午後5時まで実施されます。平日の特定の曜日や週末に開催されることもあり、事前予約が必要です。
時間やツアーの実施日は変わるため、訪問前にスタッド・ジャン・ブーアンのウェブサイトまたはイベントカレンダーを確認してください。
チケット
ラグビーやサッカーの試合、特別イベントのチケットは、スタッド・フランセ・パリ、パリFCの公式ウェブサイト、またはスタジアムのポータルからオンラインで購入できます。試合日にはチケットカウンターも営業しますが、特に需要の高いイベントでは事前のオンライン予約が勧められています。
- 試合チケット イベントと座席により、€15〜€60。
- ガイドツアー 大人は通常€15程度。子供と高齢者向けの割引があります。
アクセス
住所: 26 avenue du Général Sarrail, 75016 Paris
- メトロ 9号線のポルト・ド・サン・クルー駅から徒歩10分。エクセルマン駅も近くにあります。
- バス 22、62、72、123系統が運行し、アレ・デュ・ジェネラル・サライ付近に停車します。
- RER C線のアレ・アンリ・マルタン駅から徒歩圏内です。
- 車 地下駐車場は限られており、約500台分です。周辺の交通渋滞やイベント時の混雑があるため、公共交通機関の利用が勧められています。
アクセシビリティ
スタジアムには、車椅子で利用できる入り口と座席、アクセシブルなトイレ、エレベーター、ランプがあります。支援サービスはリクエストに応じて利用できます。詳しいサポートについては、事前にスタジアムのカスタマーサービスへ問い合わせてください(Klook)。
ガイドツアーと特別イベント
ガイドツアーでは、ピッチ、ロッカールーム、ホスピタリティスイートなど、通常は入れないエリアを見学できます。スタジアムの設計や歴史について知る機会にもなります。実施日は限られており、事前予約が必要です。ツアーやイベントの案内はAller Parisでも紹介されています。
コンサート、企業イベント、コミュニティ集会などの最新情報は、公式ソーシャルメディアチャンネルでも確認できます。
飲食施設
スタジアム内にはブラッスリー、レストラン、カフェ、クラブショップがあります。飲食施設ではフランス料理や軽食を提供し、試合日には追加のフードスタンドも設置されます。周辺の第16区にもカフェ、レストラン、ビストロがあります。
訪問のヒント
- 雰囲気を味わい、行列を避けるため、早めの到着が勧められています。
- スタジアムは部分的に屋外のため、天候に合わせた服装をしてください。
- 駐車場の問題を避けるには、公共交通機関を利用してください。
- イベントカレンダーを確認し、チケットを事前に予約してください。
- 最新情報の確認には公式チャンネルを利用できます。また、訪問を充実させるためのアプリとしてAudiala アプリも案内されています。
周辺の見どころと宿泊施設
見どころ
- パルク・デ・プランス パリ・サンジェルマンの本拠地で、スタジアムのすぐ近くにあります。
- ローラン・ギャロス・スタジアム 全仏オープンテニストーナメントで知られています。
- ブローニュの森 レジャーやリラクゼーションを楽しめる広大な公園です。
- マルモッタン・モネ美術館、ルイ・ヴィトン財団 近隣の美術館で、アートに関心のある人に向いています。
宿泊施設
スタッド・ジャン・ブーアン近くのホテルとして、次の施設が挙げられています。
- Hôtel De Sevres
- Pullman Paris Tour Eiffel
- Melia Paris La Defense
- ibis Paris Tour Eiffel Cambronne
- Hôtel Auteuil Tour Eiffel
これらは、スタジアムやパリの主要な観光スポットへのアクセスに便利です(Klook)。
参考リンク
- スタッド・ジャン・ブーアンのウェブサイト
- CNEWS: スタッド・ジャン・ブーアンの歴史
- Delabie: 建築的特徴
- Klook: 訪問者ガイド
- Architect Magazine: プロジェクト概要
- World Athletics: セルゲイ・ブブカの記録
- Aller Paris: スタジアム情報
- Formakers: デジタルファブリケーション
FAQ
Q:スタッド・ジャン・ブーアンの開場時間は?
A:イベントやツアーによって異なります。試合日は通常、開始の1.5〜2時間前に開場します。試合終了から約1時間後に閉場します。
Q:チケットはどこで購入できますか?
A:公式プラットフォームからオンラインで購入できるほか、試合日はスタジアムのチケットカウンターでも購入できます。
Q:障害のある訪問者も利用できますか?
A:はい。専用の座席、入り口、トイレがあり、エレベーターやランプも備えています。
Q:ガイドツアーはありますか?
A:イベントのない特定の日に実施されます。空き状況は公式ウェブサイトで確認してください。
Q:スタジアムへはどう行けばよいですか?
A:メトロ9号線のポルト・ド・サン・クルー駅またはエクセルマン駅、バス22・62・72・123系統、またはRER C線を利用できます。