パルマ闘牛場

パルマ・デ・マヨルカスペイン 39° N · 2° E 更新 Oct 2026

パルマ・デ・マヨルカのにぎやかな中心部に位置するパルマ闘牛場(「コレオ・バレアール」または「プラサ・デ・トーロス・デ・パルマ」としても知られています)は、マヨルカ島の文化遺産と建築の素晴らしさを証明する顕著な証です。1929年の開設以来、闘牛場は伝統的な闘牛の主要会場から、コンサート、フェスティバル、コミュニティイベン

パルマ闘牛場とは

パルマ・デ・マヨルカにあるパルマ闘牛場は、「コレオ・バレアール」または「プラサ・デ・トーロス・デ・パルマ」としても知られる歴史的な円形施設です。アベニダ・アルキテクト・ガスパール・ベナサール32番地にあり、パルマのにぎやかな中心部に位置する一方、市の中心部から少し離れた場所にあります。アクセスしやすく、都市景観の中でも目立つ建物です。

壮大なアーチや精巧な石造り、調和のとれた円形デザイン、段状の石造りの客席、華やかなファサードが特徴で、1920年代のスペイン建築を象徴しています(Evendo)。闘牛の会場として始まり、現在はコンサート、フェスティバル、展示会、スポーツイベント、コミュニティ行事などにも使われています。

歴史

パルマで闘牛が行われるようになったのは1865年で、旧市街に最初の闘牛場が開設されました。闘牛の人気が高まるにつれて、より大きな施設が求められます。現在の闘牛場は、建築家ガスパール・ベナサールと実業家ホセ・トウス・フェレールの主導で1928年に建設が始まり、1929年に完成・開設しました(Servitoro)。

最盛期には14,000人以上を収容できるよう設計され、地元の祭典や全国規模の闘牛イベントの中心となりました。現在の収容人数は約10,000人で、上層階からはパノラマビューを楽しめます(Evendo)。

1960年代から1970年代は闘牛場の黄金時代とされ、この時期にはパルマでマドリードより多くの闘牛イベントが開催され、ルイス・ミゲル・ドミンギンやパキーリなどの著名なマタドールが訪れました(Mallorca Photo Blog)。その後、社会意識の変化とともに闘牛の開催頻度は減少し、会場の用途もコンサートや文化イベントなどへと広がりました。

コレオ・バレアールは歴史的記念碑として保護されています。保存活動では、建築的な完全性と、別の用途に再利用する提案とのバランスが課題となっています。フランツ・ウェーバー財団などは、闘牛場を文化センターに転換する案を提唱しており、地域社会の価値観の変化を映しています(Majorca Daily Bulletin)。

見どころと現在の役割

闘牛場では、建物の円形構造やアーチ、石造りの客席、ファサードなどを見学できます。上層階からの眺めも特徴のひとつです。歴史や建築に関するガイド付きツアーやセルフガイドツアーがあり、解説資料や教育的なツアーを通じて、建築上の特徴、社会史、闘牛の儀式について知ることができます(Polyglottist Language Academy)。

現在は闘牛に加え、コンサート、展示会、スポーツイベント、フェスティバルなどが開かれ、国際的なアーティストを迎えることもあります。闘牛イベントは稀で、コンサートや文化イベントの方が頻繁です。主要な闘牛イベントは毎年8月に開催され、トップクラスのマタドールや名門牧場の牛が登場します(Servitoro)。

伝統的な闘牛は、3人のマタドールと6頭の牛が登場し、儀式化された順序で進行する形式です(Spain Traveller)。イベントには地元と海外の観客が集まり、音楽や伝統的な衣装に彩られた雰囲気が生まれます。

闘牛場は観光客を惹きつける歴史・建築の名所であると同時に、パルマの観光ハブ化、都市開発、ジェントリフィケーション、観光と地域生活のバランスをめぐる議論とも結びついています。文化イベントや地域の集まりの場として、街の変化するアイデンティティを映し出しています。

実用的な訪問情報

開場時間

見学ツアーは通常、午前10時から午後6時まで利用できますが、季節や特別イベントによって時間が変わる場合があります(Civitatis)。一方、コレオ・バレアールの案内には、火曜日から土曜日の午後4時〜午後8時、最終入場は午後7時30分との記載もあります(Civitatis)。

闘牛や大規模コンサートなどのイベント日は、通常、開始時刻の1〜2時間前に開場します。時間は変更されることがあるため、公式イベントカレンダーを確認するか、会場に問い合わせてください。

チケットと入場

  • ツアーの一般入場料は€5〜€7からで、高齢者、学生、団体には割引があります。チケットはオンラインまたは会場で購入できます。
  • イベントチケットの料金は、座席エリアやイベントの種類によって異なります。事前予約が推奨され、闘牛やコンサートのチケットには印刷したものが必要です。デジタルチケットは受け付けられないとされています(Servitoro)。
  • チケット購入時には、写真付き身分証明書を持参するよう案内されています。
  • VIP席にはBarreras、Contrabarreras、Delanteras Bajasがあり、良い眺めを提供します。一部のイベントでは、プロモーター手数料10%と処理手数料€12が追加されます。
  • 個人向けとグループ向けのチケットがあります。
  • イベントは早期に売り切れることがあるため、事前予約が案内されています。

住所・交通

住所は Avenida Arquitecte Gaspar Bennàsar, 32, Palma de Mallorca です。EMTパルマのバスが近くに停車し、タクシーやレンタサイクルも利用できます(Lonely Planet)。周辺の駐車場は限られており、特にイベントのある夜は注意が必要です。

バリアフリーと設備

移動に困難のある訪問者向けに、スロープや座席の設備が用意されており、車椅子でのアクセスも可能とされています。ただし、歴史的建造物のため、アクセスしにくいエリアやバリアフリー対応が限られる場所もあります。必要な設備については、事前に会場へ問い合わせてください。

施設にはトイレ、軽食、グッズ販売所があります。一部エリアではバリアフリーアクセスが限られています。セルフガイドツアー中はペットの同伴が許可されています。

イベントでの注意事項

闘牛イベントは通常約2時間続きます。入場案内では、未成年者は闘牛イベントに参加できないとされています。一方で、2024年の法改正によって未成年者の闘牛イベントへの参加禁止が覆されたとの記述もあり、この点をめぐる議論が続いています(Majorca Daily Bulletin)。

座席は日陰(sombra)と日向(sombra)のエリアから選べると案内されており、VIPセクションもあります。写真撮影は控えめなものであれば許可されますが、プロ用機材には制限があるため確認が必要です。

闘牛をめぐる議論

闘牛はスペイン国内法の下で保護されていますが、マヨルカ島内外で反対の声が高まっています。入場者数は減少し、マヨルカ島内の一部自治体を含む多くの自治体が、闘牛を公のスペクタクルとして続けることの是非を再考しています。

闘牛を保護された伝統として維持すべきだという立場がある一方、動物福祉への懸念や、会場の別の用途への転換を求める声もあります。倫理、法改正、闘牛場の用途変更について、現在も議論が続いています(Majorca Daily Bulletin)。

訪問のヒント

  • 訪問前に、最新の開場時間とチケットの空き状況を確認してください。
  • イベントのチケットは事前に予約し、印刷したチケットと写真付き身分証明書を用意してください。
  • イベント日は開始の1〜2時間前に到着するよう案内されています。公共交通機関の利用も選択肢です。駐車場には限りがあります。
  • ガイド付きツアーでは、闘牛場の歴史や建築についてより詳しく知ることができます。
  • スマートカジュアルな服装が推奨されています。夏は軽装にし、帽子や日焼け止めを用意してください。特に夏の夜は水分補給にも注意が必要です。
  • 写真撮影は控えめにし、プロ用機材の制限を確認してください。
  • 闘牛を含む地元のデリケートな問題や習慣に配慮してください。

近隣の観光スポット

訪問の際は、パルマ大聖堂、アルムダイナ宮殿、プラサ・マヨールにも立ち寄れます。周辺にはカフェ、ショップ、地元の市場があり、観光や写真撮影を楽しめます。

よくある質問(FAQ)

パルマ闘牛場の開場時間は?
ツアーは通常午前10時〜午後6時ですが、火曜日〜土曜日の午後4時〜午後8時、最終入場午後7時30分という案内もあります。イベントや展示会でも時間が異なる場合があります。最新情報は公式案内またはCivitatisで確認してください。

チケットはどこで購入できますか?
ツアーチケットはオンラインまたは会場で購入できます。イベントチケットもオンラインで事前予約できますが、闘牛やコンサートでは印刷したチケットが必要とされています。

闘牛場はバリアフリーですか?
スロープや車椅子用の設備がありますが、歴史的建造物のためアクセスが限られるエリアもあります。特別なニーズについては事前に会場へ問い合わせてください。

闘牛イベントは今も開催されていますか?
開催頻度は低く、主な年間イベントは8月です。コンサートや文化活動の方が頻繁に行われています。

子どもは闘牛イベントに参加できますか?
入場案内では未成年者は参加できないとされています。一方、2024年の法改正で参加禁止が覆されたとの記述もあります。

ペットは入場できますか?
セルフガイドツアー中はペットの同伴が許可されています。